パダスギとは?韓国語の書き取り練習の効果とやり方を徹底解説

目次
  1. パダスギ(받아쓰기)とは?
  2. パダスギで得られる3つの効果
  3. パダスギのやり方 — 4ステップ
  4. 何を使って練習する?おすすめ素材の選び方
  5. パダスギを続けるコツ
  6. ヌルグルでパダスギを練習しよう

韓国語を勉強していて、「聞き取りが全然できない…」「あれ、この単語ってどう書くんだっけ?」と感じたことはありませんか?

そんなときにおすすめなのがパダスギという練習法です。韓国の学校でも実際に使われている定番の学習法で、リスニング力とスペル力を同時に鍛えることができます。

この記事では、パダスギの効果ややり方、効果的に続けるコツまでまとめて紹介します。

パダスギ(받아쓰기)とは?

パダスギとは、韓国語の音声を聴いてハングルで書き取る練習方法のこと。英語の「ディクテーション」に相当します。

「パダスギ」は「받다(受け取る)」+「쓰기(書くこと)」を合わせた言葉で、"聞いた音を受け取って書く"という意味です。韓国の学校では子どもがハングルを覚えるために実際に行われている学習方法で、韓国語学習者にとっても非常に効果的なトレーニングとして知られています。

私がパダスギに初めて出会ったのは、韓国語教室に通っていたときのことです。「セブチ(SEVENTEEN)が好き」と話していたら、先生がセブチのネットニュースの一部を切り抜いて、それを先生が発音したものを書き取るという形でやってくれました。好きなアーティストの話題だったこともあり、「楽しい!」と思いながらも、最初の感想は正直「え、むず!全然書き取れないんですけど。」でした。

絶対知ってる単語なのに書けない!!悔しい!と感じた記憶があります…

なぜパダスギは難しいのか

「聴こえるのに書けない」——これがパダスギ初心者がほぼ全員ぶつかる壁だと思います。

韓国語には発音変化というルールがあり、表記と実際の発音が異なることがとても多くあります。耳で聴こえた音のままハングルを書こうとすると、全然違う綴りになってしまうことがあるんです。

たとえば、こんな文を聴いたとします。

연락이 안 와서 걱정했어요.(連絡がなくて心配しました。)

これを聴こえた音のまま書くと [열라기 안 와서 걱쩡해써요] のように聴こえます。「연락이」が [열라기] に変化するのは流音化という現象で、ㄴとㄹが隣り合うと両方ㄹになるルール。こういった変化を知らないと、正しい表記にたどり着けません。

このような難しさは発音変化は複数あり、それぞれ別のパターンで覚える必要があります。「聴き取れるのに書けない」のは、あなたの耳が悪いのではなく、発音変化を知らないだけ——そう知るだけでも、気持ちがぐっとラクになります。

パダスギで得られる3つの効果

パダスギを継続して取り組むと、次の3つの力が自然と身についていきます。

① リスニング力が上がる

音声を聴いて正確に書き取る作業を繰り返すことで、漠然と「聴いているだけ」の状態から、細かい音の違いを意識して聴けるようになります。

私自身が実感したのは、パダスギを続けるうちに流し聴きしていても明確に単語を理解できる頻度が増えたことです。以前は韓国ドラマを見たり、韓国語の楽曲を聴いたりしたとき、頭の中でいちど日本語に変換してから理解していた感覚があったのですが、パダスギをするようになってから、韓国語を韓国語のまま理解できる回数が少しずつ増えてきたのを感じています。

② 正確なスペルが身につく

韓国語はハングルの組み合わせが複雑で、同じような発音でも綴りが違う単語がたくさんあります。「目で見て覚える」だけでは定着しにくいスペルも、手を動かして何度も書くことで自然と体に染み込んでいきます。

「あれ、이 と 히 ってどっちだったっけ?」という迷いが減っていくのがわかると、書くこと自体が楽しくなってきます。

③ TOPIK対策になる

TOPIKのリスニング問題では「音声を正確に聴き取る力」が求められます。パダスギで音を正確に捉える訓練を積んでおくと、本番での聴き取りが格段に楽になります。選択肢を目で追いながら音声を聞くときも、音への集中力が上がっていることを実感できるはずです。また、TOPIK II(3級〜6級)では「聞き取り」「読解」に加えて「筆記(作文)」があり、パダスギを通して培った「正確なスペルで書く」という能力は大きな助けになります。

「書き取り」と言いながらもリスニングに絶大な効果があると思っています!

パダスギのやり方 — 4ステップ

ただ聴いて書き取るだけではもったいない!パダスギをさらに効果的にするためのステップを紹介します。

1

まず全体を聴く

最初は書こうとせず、音声全体をリラックスして聴きましょう。

どんな内容の文なのか、大まかな意味をつかむことが目的です。

「全部聴き取れなくてOK」と思って気楽に聴いてください。

2

聴こえた通りに書き取る

2回目以降は、聴こえた通りにハングルで書いてみましょう。

分からない部分があっても、聴こえた音をそのままハングルにして書くのがコツ。

「正解しなきゃ」と思わなくてOKです。

今の自分に何が聴こえて、何が聴こえなかったのかを確認するのが大切です。

3

答え合わせ & 聴き直し

書き終わったら、正解と見比べて答え合わせをします。

文字単位(1文字ずつ)で確認するのがポイント。

「なんとなく合ってた」ではなく、助詞やパッチム・分かち書きまで正確に書けているかチェックしましょう。

そして間違えた部分だけを意識しながら、もう一度音声を聴き直します。

「ああ、ここはこう聴こえたけど実際にはこう書くんだな」と腑に落ちる瞬間があれば大成功です。

4

音読して定着させる

答え合わせが終わったら、正しい文章を声に出して読みます。

耳で聴いて→手で書いて→口で言う、この3ステップで記憶に定着しやすくなります。

正しい表記と発音をわかった上でそれを意識して読む!

これが定着への近道です。

答え合わせのコツ — 3パターンで分類する

答え合わせで大切なのは「どのパターンで間違えたか」を分類することです。

間違いの3パターン
  • パターンA: 全く聴き取れなかった
     → 語彙力の問題。知らない単語は書き取れません
  • パターンB: 音は聴き取れたけど、スペルが違った
    → 発音変化(連音化・鼻音化・流音化等)が原因。最も多いパターン
  • パターンC: 聴き取れたし書けたけど意味がわからなかった
    → 発音は正確。あとは語彙の問題

実際に練習していると、音としてはしっかり聴こえているのに、聴こえた音のままスペルを書くと全然違うということが多くあります。

これがパターンBです。発音変化のルールを覚えていくことが、このパターンへの対処になります。

パターンAで詰まっているときは、語彙力不足が原因です。そのとき、韓国語の先生にこんなことを言われて、腑に落ちた記憶があります。

たとえば日本語でも、全く知らない専門用語を聞いたとき、正しい漢字で書くのはほぼ無理でしょ?韓国語も同じで、その単語自体を知らないと正しく書けないんだよ。

「なんとなく音は拾えてるのに、正しく書けない」と先生に相談したときに返ってきた言葉でした。リスニング力だけでなく、語彙力も同時に鍛えていくことがパダスギ上達の近道です。ヌルグルの単語カードも、ぜひ並行して活用してみてください。

何を使って練習する?おすすめ素材の選び方

パダスギは「どんな素材で練習するか」で難易度と続けやすさが大きく変わります。素材選びのポイントはこちら。

  • 速すぎない、クリアな発音の音声
  • 知っている単語が多めの内容
  • 繰り返し聴けるもの(動画・音声ファイル)
  • 自分のレベルに合った難易度

私が実際に使ってよかったのは、韓国語専門の書き取り練習サービスや、バラエティ番組やドラマ・韓国の子供向けアニメなどです。特にソウルメイト韓国語学校さんのサイトでは様々なレベルの問題が用意されていて、かなりお世話になりました。

また、K-POPアイドルが話している動画やVlogもパダスギ素材としておすすめです。KPOPアイドルの動画なら、かしこまった内容のものよりも、メンバー同士で気楽に話しているような内容であれば日常的に使うフレーズが頻発するのでより効果的です。なにより、好きなアーティストの言葉を書き取るのは、モチベーション面でも最強ですよね。

中級〜上級になってきたら、韓国のニュースを使うのも効果的です。

韓国の方々は話す速度が速い人が多いので最初のうちは速度を落として聴いてみるのもひとつです!

パダスギを続けるコツ

パダスギはシンプルな練習法ですが、続けることが何より大切です。無理なく習慣にするためのコツを紹介します。

1回5分、毎日続ける

パダスギは短時間でも毎日続けることが大切です。1回5分、通勤電車の中やお昼休みに4問だけ。それで十分です。「今日は30分やるぞ!」と気合を入れるよりも、5分を30日続けるほうがずっと効果的ですよ。

自分のレベルに合った問題を選ぶ

難しすぎる問題をやっても、何も書けなくてモチベーションが下がるだけです。逆に簡単すぎると練習になりません。「8割くらい聞き取れるけど、2割は怪しい」くらいのレベルがちょうどいいです。

間違えた問題は翌日もう一度

間違えた問題をそのままにしないで、翌日もう一度チャレンジしてみましょう。「昨日間違えたけど、今日は書けた!」という小さな成功体験が、続けるモチベーションになります。

私自身、パダスギで「挫折した」という経験はあまりありません。振り返ると、自分に合ったレベルの素材を選ぶのがうまかったのだと思います。最初から難しいものに挑戦して「全然できない……」と落ち込むのが一番続かなくなる原因。まずは「なんとなく聴き取れる」くらいのレベルの素材から始めるのがおすすめです。

この記事のまとめ
  • パダスギ = 韓国語の音声を聴いてハングルで書き取る練習方法
  • 「聴き取れるのに書けない」のは発音変化のせい。耳が悪いわけじゃない
  • 効果は「リスニング力向上」「正確なスペル定着」「TOPIK対策」の3つ
  • やり方は「全体を聴く→書き取る→答え合わせ&聴き直し→音読」の4ステップ
  • 語彙力も並行して伸ばすことが上達の近道
  • 素材選びとレベル管理がモチベーション維持のカギ

「やり方は分かったけど、どこで練習すればいいの?」という方へ。ヌルグルのパダスギ練習なら、すぐに始められます。

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  • 無料・会員登録なし — 開いたらすぐに練習スタートできます
  • 入門〜TOPIK 4級まで対応 — レベル1(入門)からレベル4(中級)まで、自分に合った難易度を選べます
  • 文字単位の正誤判定 — 1文字ずつ正解・不正解を色分け表示。どこを間違えたか一目で分かります

韓国語のリスニング力を本気で伸ばしたいなら、今日からパダスギを始めてみましょう。1日5分の積み重ねが、半年後のあなたの韓国語力を変えてくれるはずです。

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記事を読んだら耳でも練習してみましょう。
パダスギ(書き取り練習)でリスニング力も一緒に鍛えられます。

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